マンガの中の聴覚障害者 ↑トップページへ
テレビで手話通訳が付いているのを見たことがあるだろう。が、マンガでこのテレビの中の手話通訳を描いているものは、僕の知る限りでは意外にもたった一編しかない。
「ドミニオン C-1;」11頁
「ドミニオン コンフリクト編 第一話『NO MORE NOISE』」
士郎正宗 (青心社)
このカット一つだけである。
盲点というか、日常では普通に見られるのに、案外描かないものになっているようだ。
まあむしろ、こんなものも見逃さずにマンガにしてしまう、士郎正宗の観察力の手柄なのかもしれない。
これは士郎正宗の描くマンガの性格と関係があるようだ。そう、彼のマンガは情報量がみっちりと満載なのだ。実に細かい。しかも、伏線が張り放題。そのため、一読だけではわかりづらく何度も読み返さなければならないので、読むのに時間がかかるかかる。
「ドミニオン C-1;」50頁
このマンガでは、他に耳の遠いお年寄りも出ている。が、キャラクタとして面白い障害者は、車イスでモヒカン頭の警察官・
さて、問題。
ざっと読み流しただけでは、正解はわからない。むしろ葉花を誤解してしまう人の方が多いだろう。じっくり読み解く必要がある。
この辺が士郎正宗の描くマンガの難儀なところであるが、一方で読み解けた快感というものもあるので、マニアックなファンが多い所以である。
「電脳なをさん」Vol.327 唐沢なをき 週刊アスキー 2002年 11-26号 115頁
テレビの手話通訳がもう一つ見つかったので、追記。
いつもは読まないパソコン雑誌をたまたま見てみたら、コレが見つかった次第。なんか政見放送風に書いてて、ワクの中に手話通訳が入ってる。それだけ。たいした内容じゃないです。
マンガの一サンプルには違いないのでデータベースには登録しますが……。
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